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こだわる条件をはっきりさせて情報収集
新卒の就職活動と転職の就職活動の決定的な違いは、転職の場合は絶対的なチャンスの数が少ないということです。
新卒の就職活動では、採用が内定するかどうかは別問題として応募するチャンスはたくさんあります。でも、中途採用ではポストに欠員が生じた時に募集をするのが一般的なので応募する機会はかなり少なくなりますし、しかも採用する人員も少ないのが普通です。
ですから、自分にとって最高の転職をするためには、この数少ないチャンスを確実に自分のものにするしか方法はありません。最高の転職先に出会うためのチャンスを逃さないために普段からできることがあります。
まずひとつめが、情報に敏感になることです。
転職を考えたら、まずは徹底的な自己分析が欠かせません。自己分析をすることで、自分はどんな仕事がしたいのか、どうすればその希望する仕事をすることができるのか、転職が最善の方法なのか、などが見えてきます。
自己分析の結果、やりたい仕事が明確になり、また転職するのが一番だという結論に達したら中途採用に関する情報を収集します。中途採用に関する情報は、求人情報誌や求人情報サイト、新聞の求人欄などで紹介されていますので、会員登録をして情報の閲覧をしたり希望の仕事を登録しておいて関連する求人情報をメールで受け取ることができるようにしておくなど情報アンテナを高くしておかなければなりません。
次に、転職情報を探す上で絶対にこだわりたい条件をはっきりさせておくことです。
新卒採用のように教育コストがかからず、また社会人としての経験があるため採用後は現場で即戦力として活躍できる中途採用者の求人は不況の時でも案外多いものです。たくさんの情報の中から自分に本当に必要な情報だけを絞り込むために、絶対に譲れないポイントと妥協できるポイントを分析しておくことが必要なのです。
例えば、営業の仕事であることは絶対だけれど業界は何でもいい、会社の規模にはこだわりはないがプログラミングの仕事がしたい、といった具合です。全ての条件が自分の希望にぴったりの転職先が見つかればそれがもちろん理想ですが、100パーセント希望通りの転職は現実にはまず無理です。ですから、転職情報を絞り込んでいくために条件に優先順位をつけておいて優先順位の高い条件にあう中途採用情報からチェックしていけば効率的により自分の希望に近い転職情報が見つかるはずです。
この条件の整理がきちんとできていないと、膨大な転職情報を目の前にした時に自分の求めている情報かそうでない情報かのふるいわけがスムーズにできず、時間をムダにしてしまうことになります。特に、就職活動が長引いたりすると焦りも加わって希望条件に合わない企業でも応募してしまうということも起こります。これでは自分に最適な転職は難しくなってしまいます。
仮に就職先が運よく見つかったとしても「こんなはずではなかった」という気持ちが再び頭をもたげ、同じことを繰り返す危険は充分にあります。よい転職に成功するためには、ポイントを絞って情報を集めることが大切なのです。