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今よりも幸せになる転職
転職する理由は人によりいろいろありますが、結局のところは最終的には自分が今よりももっと幸せになるためです。今よりももっと幸せになれて、初めて転職に成功したということができます。こんなはずではなかったとまた同じ気持ちになってしまうようでは、その転職はよい転職だったとは言えません。
今よりも幸せになれる転職をするためには、まずは自分のことを徹底的に知らなければなりません。そこでポイントになるのが自己分析です。新卒での採用と同じように、中途採用でも必ず面接があります。面接では自己紹介とか自分のPRがほぼ100%求められますから、自己分析は面接試験対策でもあります。
となると、いわゆる企業受けしそうな自分像を作らなければならないと思ってしまうかもしれませんが、実はこれは大きな間違いです。自己分析の目的は、面接で気に入られそうな答えを探すためではなく、本当の意味での自分つまり自分でも気づいていなかった新たな自分を見つけるところにあるのです。
そんな、本当の自分を知るための自己分析の方法のひとつに「自分の歴史を振り返ってみる」ことがあげられます。分析の仕方に特に決まったやり方はありませんが、自分がまとめやすい方法で次々に紙に書き出していくなどするとよいでしょう。
歴史といっても、就職してからの仕事に関連したことを中心に思い出してみます。ここでポイントになるのが、嫌な経験とか辛かった思い出をできるだけ詳細に整理してみることです。思い出したくないくらいの嫌な出来事や体験があれば、その経験や思い出は自己分析をするのに非常に好都合ですので迷わず書き出しましょう。そして、その辛い出来事や経験を乗り越えたり解決した時の前後の経緯についてもできるだけ詳しく書いてください。
この嫌な経験や出来事とそれを解決した経験が非常に重要です。なぜ重要かというと、自分の仕事の歴史を振り返ってみた時の辛い経験の乗り越え方に自分がもっと幸せになる仕事へのヒントが隠されているからです。
例えば、前の会社で、大切な訪問を忘れてしまい先方が激怒してしまった、自分の完全なミスであり仕方ないとは言え、精神的に大きく落ち込んでしまった、という経験があったとします。そしてこの時に、精神的な落ち込みをどうやって乗り越えたかを思い出すのです。ひとりでミスの原因を細かく思い起こして分析した人や、退社後に飲みに繰り出してウサをぶちまけた人もいるでしょう。この嫌な経験の乗り越え方が自分が幸せになる仕事に近いことがよくあります。例えば、大勢で騒いで乗り切る人は連携作業に向いていて、ひとりで冷静に乗り越える人は根気のいる事務などの仕事が適職であるという具合です。
自分の歴史を振り返り、精神的に落ち込んだ時にそれをどうやって乗り越えたか、ここを丁寧に分析することで自分が本当に幸せになれる仕事のヒントが見えてくるということです。